fujimaru

世界の目撃者であれ

瓏朧寵鏐流。

我という存在を、恥じたことがあった。

とても、とても、深く、深く。

あの時、私はその言葉さえ、言えなかった。

 

ごめんなさい。

 

遠い昔の話。

今あるとすれば罪悪感か、行動による後悔。

それとも全く違う。

その時は、ただ、深く、恥じた。

思い出しただけ。だよ。

突然。ね。

 

しなやかに、

艶やかに、

君は、君であればよい。

 

それで、十分だ。

その感覚を感じていることさえ、愛おしい現実だ。

 

私は逝くよ。

それも手放して。